お知らせ NEWS 2018.6.25

ASCO2018ポスター発表!JORTC-PAL08/DIRECT試験


このたび、JORTCが臨床研究支援をさせていただいた『がん患者の神経障害性疼痛に対するデュロキセチンの有用性: 検証的無作為化二重盲検プラセボ比較試験(JORTC-PAL08;DIRECT試験)』の研究結果が、ASCO2018(American Society of Clinical Oncology;5月31日~6月4日 in Chicago,USA)でポスター発表されました。JORTCが支援する臨床研究で初となる海外学会発表となります。

本試験は、コンセプトのディスカッションから関わらせていただいた臨床研究でもあり、JORTCスタッフ一同もとても感慨深いものです。 ご協力いただきました患者の皆さまはもちろん、ご発表いただいた里見絵理子先生(国立がん研究センター中央病院 緩和医療科)、研究代表者である松岡弘道先生(近畿大学医学部 内科学心療内科部門)はじめ、本研究に関わられたすべての研究者の皆さまに改めまして厚く御礼申し上げます。

以下、ご発表者の里見先生および研究代表者の松岡先生からのメッセージです。


◎ 里見絵理子先生:ASCO2018ポスター発表演者
このたび、ASCOでDIRECT試験のポスター発表の大役を仰せつかり大変光栄でした。沢山の方から質疑をいただき、身の引き締まる思いでした。引き続き、緩和医療の発展に貢献できるような研究に携わっていきたいと思っております。PIの松岡先生、JORTC事務局の皆さま、共同研究者の皆様ありがとうございました。

◎ 松岡弘道先生:研究代表者/研究事務局
このたび、JORTCに支援を受けましたJORTC-Pal08(DIRECT試験)がASCOで採択され、里見絵理子先生、山口拓洋先生とともに発表に行ってまいりました。 質問が大変多く、今後に向けても緊張感をもって、班員全体で協力して緩和医療の発展に貢献できるような研究に携わっていきたいと思っております。ご協力いただきました患者様、筆頭発表いただいた里見先生、JORTCの皆さま、共同研究者の皆様ありがとうございました。


□ 臨床研究概要 □

がん患者の神経障害性疼痛に対するデュロキセチンの有用性
: 検証的無作為化二重盲検プラセボ比較試験

Efficacy of duloxetine for cancer patients with neuropathic pain
: Doubleblind, Randomized, Placebo controlled, exploratory trial
≪研究代表者≫≪研究事務局≫ 松岡 弘道 先生(近畿大学医学部附属病院)
*国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)革新的がん医療実用化研究事業
*UMIN NO.000017647


ASCO2018ポスター発表:JORTC-PAL08/DIRECT試験
■写 真■ ASCO2018ポスター発表会場にて(左から 里見絵理子先生、松岡弘道先生、山口拓洋先生)


今後とも、少しでも多くの患者さんに還元できるように、臨床研究支援を進めてまいる所存です。
関係各位の皆さま、引き続きご協力・ご支援の程よろしくお願い致します。