セミナー/研究会議 開催報告 2017.6.24
◆第46回臨床研究検討会議＆特別プレゼンin横浜
6月24日（土）『第46回臨床研究検討会議』 については、
第22回日本緩和医療学会学術大会と合わせて、横浜にて開催しました。
■イベント報告
今回の特別プレゼンでは、里見絵理子先生（国立がん研究センター中央病院 緩和医療科科長/支持療法開発センター）をお招きして、JORTCの藤原紀子とともに、臨床試験/臨床研究の現場における具体的な経験と取り組み、質の高い臨床試験を実施するための多職種連携などについて、ご講演いただきました。
緩和ケアの臨床試験/臨床研究の現場における医師はじめとする医療従事者と患者さんそれぞれの心理、緩和ケアチームの役割、リサーチナース、海外の事例など、現場ならではの話題・課題について、実際的で闊達な議論が行われました。
臨床研究検討会議では、5つのJORTCの支援研究について進捗報告とともに議論しました。
また本会議では合わせて、『JORTC AWARD』として、症例登録など大きく貢献いただいる中の２施設、今回は国立がん研究センター中央病院と関西医科大学の緩和ケアチームの皆さんへ、日頃の感謝を込めて感謝状等を贈呈させていただきました。
学会期間中ご多忙にも関わらず、ご参加いただきました皆さま、改めまして厚く御礼申し上げます。
今後もこのような学びとともに情報交換/討議できる機会を増やしていければと考えております。
関係各位、今後ともご協力・ご支援の程宜しくお願いいたします。
◇会場風景写真
■開催概要
日時： 2017年 6月 24日（土）15:00～17:00
場所： パシフィコ横浜 会議センター4F 414+415
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1 交通アクセス
対象： 医療従事者/研究者
参加費：無料 事前参加申込み必要
◎ 参加お申込みは、事務局（info@jortc.jp）まで、メールにて以下項目をご連絡ください。
①ご氏名②ご所属③職種④連絡先（Email or 電話番号）⑤（いらしたら）ご一緒される方の人数
開催案内パンフレットはこちら■テーマ
◎session１＝15:00～15:30
JORTC支援研究概要＆検討
◎session２＝15:40～17:00
特別プレゼンテーション ※各発表30分/質疑応答10分
■講演１■
『緩和ケア領域プラセボ対照介入研究
～登録の現場からのメッセージ～』
里見 絵理子 先生
国立がん研究センター中央病院 緩和医療科 科長
＜演者プロフィール＞
国立がん研究センター中央病院 緩和医療科科長/支持療法開発センター 里見 絵理子 先生
1994年山梨医科大学医学部卒. 関連病院で消化器内科医としての研鑽を積み2004年より国立病院機構大阪医療センター緩和ケアチーム専従医。2014年4月より現職。総合内科専門医、日本緩和医療学会暫定指導医、日本がん治療認定医。日本緩和医療学会（代議員）、日本がんサポーティブケア学会（評議員）、日本臨床腫瘍学会、日本支持療法研究グループ（J-SUPPORT）、MASCC、European Association of Palliative Care (EAPC)
＜ 講 演 概 要 ＞
当センターはJORTC試験の協力施設としてこれまでPhaseR悪心嘔吐研究（観察研究）、PAL03、PAL08に参加しています。それぞれの試験の症例登録への道のり、現場での苦労、緩和臨床試験に参加する患者さんの心など、登録例を通して感じたことを皆様と共有しながら、実施が難しいといわれる緩和領域での介入試験について考えてみたいと思います。
■講演２■
『臨床研究実施における多職種連携―異文化交流のススメ』
藤原 紀子 氏
NPO法人JORTC 企画調整室 室長
＜演者プロフィール＞
NPO法人JORTC 企画調整室 室長 藤原 紀子 氏
2005-2014年東京大学医科学研究所附属病院（看護部／TR・治験センター／緩和医療科）勤務。がん看護専門看護師。2015-2016年US,AUにて臨床研究のオペレーションを学ぶ。日本臨床試験学会運営委員、International Association of Clinical Research Nurses（IACRN）支部管理委員会メンバー、IACRN日本支部代表。
＜ 講 演 概 要 ＞
臨床試験の実施のためには多職種メンバーからなるチームが必要です。本講演では、臨床試験に関わる職種や多職種チームでの連携のコツ、さらに近年海外でも活動が広がってきているリサーチナース（臨床研究に関わる看護師）についてご説明し、質の高い臨床試験実施のためのポイントを検討します。
■参加申込み先/お問い合わせ先
「特定非営利活動法人JORTC事務局」木原 康太 宛
e-mail：info@jortc.jp TEL：03-5604-9850 FAX：03-5604-9851
掲 載 日：2017年05月15日
最終更新日：2017年06月25日